サイオス、オープンソースソフトウェアの「Ansible(アンシブル)」 の運用支援サポートサービス提供を開始
大規模運用に対応する「Ansible Tower by Red Hat」の導入技術支援も提供
2017年5月16日サイオステクノロジーテクノロジー
サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東証2部:3744、以下、サイオス)は、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のサポートサービス「サイオス OSSよろず相談室」にて、複数のサーバー、クラウドインフラを統一的に制御できるオープンソースのIT自動化フレームワーク「Ansible(アンシブル)」の運用支援サポートを5月16日より提供いたします。
「Ansible」は企業情報システムに必要な、アプリケーションおよびネットワークやロードバランシング、クラウドインフラに対する制御を含むシステムのデプロイメント、オーケストレーション、構成管理を容易に処理することができる機能を有しており、アプリケーションライフサイクル全体をより迅速に自動化することができます。また、管理対象サーバーに特別なエージェントソフトウェアをインストールすることなく利用でき、YAML形式というわかりやすい書式でタスクを定義するため、プログラムの知識がなくとも最小限の手順だけで各種設定、構成、プロセスを自動化できることから、日本国内でも大量の仮想サーバー環境を持つ大手金融機関や大規模製造業を中心に、多くの企業で導入が進んでいます。
サイオスは、企業向けのOSSサポートサービスを「サイオス OSSよろず相談室」として2007年から提供を始め、すでに80種類以上のOSSをサポートするなど豊富な実績を重ねてきました。
今回、「サイオス OSSよろず相談室」のサポート対象OSSに「Ansible」を加えることにより、OSSを活用したシステム運用にIT自動化フレームワークの導入を検討する企業が抱える技術的な不安、サポートに対する不安をOSSよろず相談室が解決します。より多くの企業にご活用頂けるよう、「Ansible」単体のサポートサービスを「OSSよろず Ansible Support」として5月16日より販売を開始します*1。
また、全社規模での情報システムの設定、構成、プロセスの自動化検討や、DevOps*2基盤を検討されている企業が抱える、自動化の標準化および企業のコンプライアンス遵守などの課題に対しては、レッドハット株式会社(以下、レッドハット)が提供する「Ansible Tower by Red Hat*3」をレッドハットおよびパートナー様と連携し技術支援も含めてご提案をいたします。「Ansible Tower by Red Hat」には、「Ansible」では提供されないGUIによる管理ツールを含むほか、ジョブワークフロー、セルフサービス機能、権限/履歴管理、APIなどの機能が拡張されており、大規模環境での利用に最適です。
「Ansible(アンシブル)」の運用支援サポートサービス提供開始にあたり、日商エレクトロニクス株式会社様、株式会社ライトウェル様、レッドハット株式会社様より賛同文をいただいております。
日商エレクトロニクス株式会社
代表取締役社長 CEO 岡村 昌一 様
日商エレクトロニクス株式会社は、サイオステクノロジー株式会社様の「サイオスOSSよろず相談室」における「Ansible」のサポート開始を歓迎いたします。
「Ansible」は、当社の進める自動化フレームの構成要素として、ネットワーク、コンピューティング分野でも大いに活用できる製品であり、お客様の課題へ柔軟に対応できると期待しています。
日商エレクトロニクス株式会社は、サイオステクノロジー株式会社様と連携の上、お客様へ迅速かつ効率的な「Ansible」を含めたシステム自動化の導入、運用を支援してまいります。
株式会社ライトウェル
取締役 渡辺 克己 様
株式会社ライトウェルは、「Ansible」サポートの提供開始を心より歓迎いたします。
当社は、インフラの自動化をテーマに「Ansible」を利用した構築・構成管理に取り組んでまいりました。
本サービスは、オープンソースならではの悩みを解決し、増え続けるインフラ業務の効率化と品質を劇的に改善するサービスであると確信しております。
今後も当社はサイオステクノロジー株式会社様と共同セミナー開催や設計・構築などの分野で協業体制を一層強化し、お客様のビジネスを共に成長させていく所存です。
レッドハット株式会社
プロダクトソリューション本部 本部長 岡下 浩明 様
レッドハット株式会社は、企業全体にIT自動化を導入するためにエンタープライズグレードのプラットフォームとして「Ansible Tower by Red Hat」を提供しております。
「Ansible Tower by Red Hat」は、生産性を向上させ、ダウンタイムを削減する強力な自動化機能を提供し、企業が最新IT環境の複雑性を打開するために役立ちます。
この度、サイオステクノロジー株式会社様が提供する「サイオスOSSよろず相談室」にてコミュニティ版である「Ansible」の取り扱いが開始されること、および「Ansible Tower by Red Hat」の技術支援が提供されることを歓迎いたします。この協業により、より多くの企業にITの自動化が導入されることで、企業の生産性の向上、サービス品質の向上に寄与してまいります。
「サイオスOSSよろず相談室」のサービスについては次のURLをご参照ください。
https://sios.jp/products/oss/yorozu/
*1 提供価格は1インシデントあたり、1年契約で90,000円(税別)から、最小購入単位は5インシデントより。
*2 DevOpsは、プラットフォーム上で運用されるアプリケーションのバージョン管理・ステージングサーバーおよび本稼働運用サーバーそれぞれへのデプロイ管理・稼働アプリケーションとその下位ミドルウェアおよびインフラの継続的な状態監視といった、日々の管理業務の自動化もしくは効率化を図ることと、そこで得られる情報を緊密に開発に役立てる取り組みの総称です。元来はアプリケーションを適切に稼働させて企業ミッションを達成するという共通の目的に向かっていながら、業務上の個別利益の相反によって対立しがちである開発組織と運用組織が、部門の壁を超えて協力体制を構築することを指す場合もあります。
*3 「Ansible Tower by Red Hat」は、強力な自動化機能によって、IT環境の複雑さを軽減し、生産性を向上させ、ダウンタイムを短縮するのに役立ちます。「Ansible Tower by Red Hat」は、Ansibleオープンソース自動化プロジェクトを内部的に使用しており、制御、委任、セキュリティ機能を追加しながらチームがより効果的にシステムを管理し、マルチティアへのデプロイメントの最適化を支援します。
■サイオステクノロジーについて
サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアの開発と利用を軸に、自社開発ソフトウェア製品の販売とサービスの提供を行っています。直近では、AI(人工知能)、Fintech(金融技術)、クラウドコンピューティングの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスの提供を開始しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在、「インフルエンサー」となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、www.sios.com および sios.jp をご覧ください。
※Linuxは、Linus Torvalds の商標です。
※その他記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
■お客様のお問い合わせ先 (記事掲載の場合はこちらをご利用ください)
サイオステクノロジー株式会社
営業部
TEL : 03-6859-8686
お問い合わせフォーム:https://mk.sios.jp/PS_OSSyorozu_Inquiry.html
■報道関係者からのお問い合わせ先
サイオステクノロジー株式会社
広報
TEL:03-6401-5120
お問い合わせフォーム:https://mk.sios.com/SIOS_Inquiry.html
サイオステクノロジーPR担当 (井之上パブリックリレーションズ内)
担当:横田
TEL:03-5269-2301 FAX:03-5269-2305 E-mail:sios@inoue-pr.com