サイオステクノロジー、「SIOS Authn Module for Azure AD」とCTC「SELMID」を連携 ~Shibboleth多要素認証をSNSで実現~
2019年12月11日サイオス
サイオス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東京証券取引所 第二部:3744、以下サイオス)の事業会社である、サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下サイオステクノロジー)は、Azure Active Directory(以下Azure AD)*1の認証連携モジュール「SIOS Authn Module for Azure AD」と、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:菊地哲、東京証券取引所 第一部:4739、以下CTC)のSNSアカウントを活用する認証基盤「SELMID」を連携させることが可能になりました。
連携の背景
昨年、複数の大学がフィッシングメールの被害に遭い、流出したIDやパスワードによる不正ログインが確認されました。文部科学省が全国の大学に注意喚起を促したことから、複数の認証方法を組み合わせる多要素認証の重要性が改めて注目されるようになりました。また昨今、学生のメール離れが進んでおり、LINEなどのSNSを活用した多要素認証が求められています。
連携の取り組み
SIOS Authn Module for Azure ADは、学術認証フェデレーションで広く使用されているShibboleth IdP*2に組み込み、Azure ADが提供する高セキュアな認証の仕組みをShibboleth IdPで利用できる認証モジュールで、本モジュールを使ったインテグレーションサービスを展開しています。
SELMIDは、各種オンラインサービスでSNS(ソーシャルネットワークサービス)のアカウントをはじめとした各種ID情報を利用した会員登録やログインを容易かつ柔軟に実装できる認証基盤となります。
両サービスを連携することにより、簡単に多要素認証の導入や、利用者の利便性とセキュリティレベルの両立を実現します。また、SNS、Fast IDentity Online(FIDO)*3等ユーザが使いやすい認証方式を選択できるためユーザビリティの向上にも繋がります。
サービス概要図
*1 Azure Active Directory(Azure AD)
日本マイクロソフトが提供しているAzureサービスの一つでクラウドベースのIDおよびアクセス管理サービス。クラウドアプリケーションへのアクセスを一元管理しシングルサインオンを実現している。
*2 Shibboleth IdP
組織内および組織を超えてWeb上でフェデレーション・シングルサインオン(SSO)を実現するオープンソースソフトウェア。*3 Fast IDentity Online
素早いオンライン認証、従来のパスワードに代わるとみられている認証技術のひとつ。
■大学ICT推進協議会2019年度年次大会(AXIES2019)出展のご案内
サイオステクノロジーとCTCは共同で大学ICT推進協議会2019年度年次大会に出展いたします。
展示日時:2019年12月12日(木)~14日(土)の3日間
開催場所:福岡国際会議場
福岡市博多区石城町2-1
展示場所:T-17
問合せ先:TEL:092-262-4111( https://conf2019.axies.jp/ )
■お客様のお問い合わせ先
サイオステクノロジー株式会社
第2事業部 営業1部
Email:ps-info@sios.com
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
西日本ビジネス開発チーム事業開発課
Email:b2cidm@ctc-g.co.jp