成長戦略
SaaS事業のさらなる強化
アフターコロナ時代においては、レジリエンス(回復力・弾力性)とアジリティ(機敏性)が組織にとって必要不可欠となりつつあります。それらを高めていくには、デジタル技術を活用したビジネスモデル変革(DX:デジタルトランスフォーメーション)が必須です。サイオスは、組織のDX実現を支援すべく、 SaaS事業に経営資源を投下し、強化していきます。
- SaaSとは?
- SaaSとは、Software as a Serviceの略で、クラウドコンピューティング上で提供されるアプリケーションのこと。
SaaS事業強化の背景
市場規模の拡大
クラウドコンピューティングの普及により、クラウド上で提供するSaaS製品の国内市場規模は、2020年度には1兆円を超え、2021年度も約1.2兆円(前年比+15.6%)まで拡大すると予想されます。成長余地の大きいSaaS事業を強化していくことで、業績の拡大につなげていきます。
SaaS事業強化策 第一弾
「Gluegentシリーズ」への投資を強化
SaaS事業拡大戦略の第一弾として、2011年よりサービス提供・運用している「Gluegent シリーズ」への投資強化を進めます。
- Gluegentシリーズとは?
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「Gluegentシリーズ」は "つながるクラウド" をキーワードとした
「クラウド型ワークフローシステム(Gluegent Flow)」
「 SaaS認証基盤製品(Gluegent Gate)」等企業のリモートワーク移行・DX化を推進する製品群
【クラウド型ワークフローシステム】
【SaaS認証基盤製品】
Gluegentシリーズへの投資
現在も既存顧客の継続率は高く、満足いただいておりますが、より高い成長を遂げるために、エンジニアを拡充、開発体制を強化し、市場の期待に応えられる機能をタイムリーに提供できる状態を作っていきます。
また、市場での認知度を上げていく取り組みも重視していますので、マーケティング人材の採用強化、デジタルマーケティングへの投資も進めていきます。
- 開発強化
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- API※連携の強化
- 業種 / 業務 に特化した機能の開発
- マーケティング強化
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- マーケティング人材の採用強化
- マーケティングへの投資
※API (Application Programming Interface:
ソフトウェアからOSの機能を利用するための仕様またはインターフェース
業種/業務に特化した機能の開発イメージ
Gluegentシリーズの強み
「エンタープライズ(大企業向け)に応える機能性」と「SMB(=Small and Medium Business:中堅・中小企業向け)でも困らない簡易さ/操作性」をバランス良く両立しながら、低価格でご利用いただける点が、Gluegent シリーズの強みです。
GluegentシリーズのKPI
GluegentシリーズのKPIとして、以下の3つの指標を設定しています。数値的には、非常に長くご利用いただけるサービスとして、一定の結果が出ています。
※1 ARR=月末におけるMRR(サブスクリプション契約等に基づき毎月繰り返し得られる収益の月間合計)× 12ヶ月
※2 ARR成長率=( 当期末ARR - 前期末ARR )÷ 前期末ARR × 100
※3 NRR=2020年6月末時点の顧客よりもたらされるMRRと、同顧客より2021年6月末時点でもたらされるMRRの比率