お互いを理解し、助け合うことの大切さ――キャリアから得た、私の気づき #1
米国事業会社SIOS Technology Corp.のセールスとマーケティング部門のvice presidentを務めるマーガレット・ホーグランド(Margaret Hoagland)さん。これまで歩んできたキャリアと仕事をするうえで大切にしていることを聞きました。
カルチャー2023年6月28日
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複雑かつ高度な顧客の課題をベストなソリューションで解決
―― SIOS Technology Corp.(以下、STC)について、教えてください。
マーガレット:STCは、カリフォルニア州サン・マテオに本社があり、自社主力製品であるHAクラスターソフトウェアLifeKeeperなどの研究開発および海外拠点でのビジネス展開を担っています。STCの強みは、データ保護に関する深い知見と高い技術力を有しており、顧客のシステムに最適なソリューションをワンストップで提供できることです。
―― マーガレットさんの役割について教えてください。
マーガレット:最も大きな役割は、企業各社の重要なアプリケーションシステムに対して、高可用性(High Availability)の必要性を認識してもらうこと、そして、STCがベストなソリューションを提供できることを知ってもらうことにあります。そのために、セールスチームや販売パートナーと連携しながら仕事を進めています。
米国事業会社 SIOS Technology Corp. VP of Global Sales and MarketingのMargaret Hoaglandさん
創造性を生かし誰かの役に立てる仕事を
―― マーガレットさんの生い立ちを教えてもらえますか。
マーガレット:私は、北米の東海岸にあるボストン近郊の小さな町で生まれ育ちました。親の勧めもあり幼少期からチームスポーツをよくしましたが、チーム内での責任やチームに貢献することの大切さを親は伝えたかったのだと思います。
結果云々よりもどれだけ真剣に取り組んだかどうかが大事であるという父の言葉は、私がキャリアを考える上でも役立っています。
また、文章を書いたり創作したりすることが好きで、そのようなことを生かせる仕事がしたいと思っていましたが、具体的な将来像は定まっていませんでした。ただ、強く思っていたのは、誰かのためになる仕事をしたいということでした。
―― これまでどのようなキャリアを歩まれてきましたか。
マーガレット:最初の仕事は、心疾患の患者を支援する団体で、研究などに必要な資金を集めることでした。募金を呼びかける集会を開き、プレゼンテーションをするなど責任のある仕事で大変でしたが、マーケティングはどのように行うかなど実地で学べたことは、仕事をしていくうえで良い経験になりました。その後、市町村の大気汚染防止や水処理システムを扱う環境エンジニアリング企業やソフトウェアのリセーラー、アプリケーションのプロテクター製品を取り扱う企業などで働きました。
―― STCとはどのように出会ったのでしょうか?
マーガレット:アプリケーションのプロテクター製品を取り扱う企業の元同僚がSTCで働いており「STCでマーケティング担当を探しているが、来ないか?」と声をかけてくれました。ちょうど自身のキャリアを見つめ直していたタイミングだったこともあり、マーケティング・ディレクターとして入社しました。
STC入社後もマーケティングやセールス分野でのキャリアを積み、知見を深める一方で、常に新しいことに挑戦したいと思っていたことから、一時期STCを離れたこともありました。今まで経験のなかったプロダクト・マーケティング・マネージャーという仕事に携わる機会が訪れ、その経験を積んだのち、再び、STCに戻りました。実際、プロダクト・マーケティング・マネージャーとしての仕事はとてもチャレンジングで得るものが多かったです。その経験は、現在の業務でも生かされています。
―― キャリアを考えるに際して何か決めていたことや大切にしていることはありましたか?
マーガレット:単に製品を売るのではなく、それ以上に社会に還元できる仕事であること、そして創造的で誰かの役に立つ仕事をしたい、という思いを持ち続けていました。これは今でも変わりません。
また、私は新しいことを学びたいという気持ちを大切にしています。世の中は常に変化し続けているからです。問題を解決するための新しいソリューションはないか探すこともそのひとつです。思考パターンが固定されないように気を付けています。(#2に続く)
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