米国事業会社でのハッカソン体験記―― 目標に向かって相互に支援する企業文化に触れる #2
米国事業会社 SIOS Technology Corp.が開催するハッカソンに参加したサイオステクノロジーの若手エンジニア2名。彼らがハッカソンに参加した動機やきっかけ、ハッカソンを通じてどのような学びや気づきを得られたのか、今後どのようなことにチャレンジしたいのか尋ねました。
カルチャー2025年1月14日
―― 2人はサイオステクノロジーで、LifeKeeperの開発に携わっています。今回、STCでのハッカソンに参加した動機やきっかけを教えてください。
飯村:私は、STCに行って皆さんと一緒に仕事をしてみたい、米国の空気に触れたいという思いが入社以来ずっとありましたので、上司に声をかけてもらったときにはすぐに参加しますと答えました。
佐藤:LifeKeeperの開発ではSTCのメンバーとリモートでのやりとりをしていますが、直接会える機会は滅多にありません。今回のハッカソンへの参加は具体的な目標もあって渡りに船でした。また、STCのエンジニアの興味や米国ではどんな技術がトレンドなのかなどテクノロジーへの関心がありました。
―― 今回、ハッカソンへの参加を通じてどんな学びがありましたか?
飯村:まず、STCの皆さんが高いモチベーションで仕事に打ち込んでいることを直に感じました。また、ハッカソンでは私自身チームのテーマに沿った技術の調査を通じて多くの知見が得られました。特に、ハッカソン最終日に最優秀賞に選ばれたチームが発表した成果物は短期間にも関わらず完成度が高く、エンジニアとしてとても刺激を受けました。それと英語圏で心理的な距離を縮めるには、アニメなど身近な話題や雑談から話しかけてみると有効だという発見です。諦めずにやってみてよかったです。
佐藤:私はCI/CDを活用した自動テストを通じて実践的な経験を積むことができました。同時に今回の出張で、チームビルディングや効率的な会議運営について学ぶことができ、かなり充実した体験になりました。さらに、チャットツールでこれまでやりとりしていた相手とリアルに会うことができたおかげで、帰国後のコミュニケーションも顔や雰囲気が思い浮かび、とてもスムーズになっています。
STCで働くエンジニアは、皆さん明るくてフレンドリーでした。とりわけ心に残ったのは、STCのメンバーがチームの成功に向けてお互いに支援しようという文化や助け合う雰囲気です。
飯村:そうですね。私は滞在期間中にチームメイトに誘われて、宿泊先近くのショットバーに行きました。グラスを持ったときに「乾杯!」という代わりに「サイオス!」という掛け声を発していました。サイオスという社名やそこで働くことに誇りをもっていることがこちらに伝わってきました。
―― 今回の経験を踏まえて今後はどんなことにチャレンジしたいですか?
飯村:たくさんの知見を仕事で生かすことはもちろんですが、人とのつながりを大切にしたいなと思っています。将来的に日本と米国のエンジニアが一緒に何かできないかといったアイデアを、佐藤さんはじめ部門の仲間にも話をしています。
佐藤:今回STCで学んだ相互に支援するカルチャーなど見習いたいと思います。本業との兼ね合いもありますが、まずは、有志によるハッカソンのような小規模なイベントを自主的に企画できたらいいね、と飯村さんとも相談しています。
サイオステクノロジーのエンジニアの皆さんにも、今後機会があればSTCハッカソンへの参加や交流をおすすめしたいですね。
サイオステクノロジー株式会社 BC&CSサービスライン 佐藤涼亮(左)と飯村海斗(右)
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