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パブリッククラウドを自社向けにカスタマイズする

Google Apps for Workを利用しているユーザーにはさらなる生産性向上を、利用を検討しているユーザーにはスムーズな移行を――。パブリッククラウドサービスの課題を解決するサイオスのグループ会社グルージェントのアドオンサービスが紹介されました。

テクノロジー2016年6月20日

Google Apps for Workを使いやすくするアドオンサービス

「『働く』に、無限の可能性を。Smart, Modern and Secure. 」をテーマに据えて開催されたGoogle Atmosphere Tokyo 2016。多様な顧客ニーズに的確に応える仕組みや、創造的なアイディアをスピーディに形にするワークスタイルが注目される中、六本木アカデミーヒルズで行われたGoogle Apps ISVパートナー企業のソリューションを紹介するセミナーでは、サイオスのグループ会社であるグルージェントの吉岡大介が、Google Apps for Workの生産性を高めるクラウド型のアドオンサービスの特長を説明しました。


掲示板などを一覧化するポータル機能について説明するグルージェント ビジネス開発部 統括マネージャーの吉岡大介

グルージェントは、Google Appsなどの各種パブリッククラウドサービスの敷居を下げ、より使いやすくする各種アドオンサービスの開発・提供に注力しています。
Gluegentの提供するアドオンサービスのうち、吉岡が詳しく触れたのは、Google Apps for Workの様々な機能を一覧化(ポータル化)して取り扱えるGluegent Gadgetsです。

Google AppsでおなじみのGmailやGoogleカレンダー、またはGoogle Driveなどの機能はもともと、ブラウザーのタブに各々独立して表示される仕様になっています。ただ、「これらをまとめて一覧できると便利なのだけれど」「国産グループウェアのように掲示板なども一緒に見られると使いやすい」という要望は少なくありません。

「Gluegent Gadgetsは、こうした要望に応えるためのポータルサービスです。1つのユーザー・インターフェースにまとめて利用することができます」と吉岡は説明しました。


Gluegent Gadgetsの提供するポータルサイト。おなじみの機能をガジェットにして見やすくカスタマイズして一覧できる

Gluegent Gadgetsを用いると、Google Apps for Workには標準装備されていないポータルサイトの機能が利用できるようになり、1つの画面でそれぞれの情報(ガジェット)を見ることができます。

「人気の高いGluegent Gadgetsの1つが、掲示板です。例えば、記事投稿のタイミングを『月曜日の朝9時』というようにきめ細かく設定したり、メッセージを未読のユーザーにプッシュ通知を行ったりすることでメンバー間の業務コラボレーションを円滑にします」(吉岡)

Google Atmosphere Tokyo 2016 にて配布したキャンペーンカードに記載されたキャンペーンコードを登録すると無償で Gluegent Gadgets Light を利用できます【2016年6月末まで】⇒ 詳しくはこちらへ

紙の帳票からもスムーズにクラウドへ移行

GluegentシリーズはGluegent Gadgetsのほかに、企業が有するクラウドデータを安全に保護しつつ利便性の高いシングルサインオンを提供するGluegent Gate、Google Appsの標準仕様を補強する共有アドレス帳やグループスケジューラ機能などのGluegent Appsなど複数のサービスから構成されています。

Google Atmosphereイベント会場に設営されたグルージェントのブースでは、サービス群それぞれの利用シーンを実演しました。
その1つ、Gluegent Flowのデモでは、会社独自の申請システムや固有の業務フローに沿った仕組みを移行するための特長が紹介されました。Gluegent Flowを利用すれば、帳票の見栄えも柔軟に設計できるほか、書き込まれたデータはGoogleスプレッドシートやGoogle Driveなどを用いて関係者間で共有可能、データの集計・分析など様々な業務で有効活用することができます。


印影を用いた紙の承認フローをGoogle Apps for Work上に再現することもできる

「グルージェントのブースに訪れた方の大半が、Google Appsを利用されるユーザー企業の情報システム部門の担当者でした。『既存のオンプレミスシステムやグループウェアなどの機能をGoogle Apps上に統合したい』という課題を共通してお持ちでした」(グルージェント ビジネス開発部の内藤久靖)

多様な顧客ニーズに応え、創造的なアイディアをスピーディに具現化するために切り離せないクラウドサービス。その敷居を下げるGluegentシリーズの引き合いも増えています。

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