魅力的なサービスを提供し続けるために――仲間たちとともに切り拓く未来 #2
米国事業会社SIOS Technology Corp.で、カスタマーエクスペリエンスのvice presidentを務めるカシウス・ルー（Cassius Rhue）さん。より良い職場づくりのために心がけていることや今後のビジョンについて伺いました。
カルチャー2024年4月17日
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魅力的なサービスを提供し続けるために
―― SIOS Technology Corp.（以下、STC）では顧客やパートナーの夢やゴールの実現を支援するため、どんな取り組みをしていますか？
カシウス：品質保証（QA：Quality Assurance）や顧客体験（CX：Customer Experience）の観点では、提供するソリューションを顧客やパートナーの視点に立って、より良くすることです。そのためには、顧客やパートナーとのコミュニケーションが極めて重要です。顧客がどのようにプロダクトを用いているのか、どのように製品を使いどのようなニーズを持っているのか、特に当社がまだ認識していないニーズは、当社が製品をどのような方法でどこを改良・発展させるのか重要な手がかりとなります。また、当社のエンジニアを革新的な技術に導く重要な手がかりでもあります。
STCでは、部署間のコミュニケーションを活性化するための場を設けています。たとえば、社内ではCXと開発のチームなどが定期的にミーティングを重ねています。また、CXチームと営業チームがそれぞれの視点から意見交換する場を設けるなど、ナレッジの共有と成果の向上に積極的に努めています。
米国事業会社 SIOS Technology Corp. VP of Customer ExperienceのCassius Rhueさん
「経験のデザイン」の重要性
―― 職場をより良くしていくために心がけていることはなんでしょうか？
カシウス：いろいろな工夫をして対話する機会を設けるようにしています。私はそれを「経験のデザイン（designing the experience）」と呼んでいます。たとえば、社員同士がお互い交流できる場を設ける工夫は、社員の経験を作る取り組みのひとつです。
創業当初は、毎週金曜日にビアバッシュやピザパーティーを開催していました。現在はビアバッシュのようなイベントはありませんが、他のイベントを開催しています。四半期に一度の全社集会に加え、コロンビアオフィスでは誰でも参加できる月例のランチ会や他の楽しい委員会イベントを開催しています。オフィスがコロンビアに移転する前は、昼休みに近隣の体育館で同僚とバスケットボールをよくしたものです。気分転換にもなり、チームの結束を強くする面もありました。オフィス移転後は近くに体育館がないためバスケットボールはできなくなりましたが、出社率の高い水曜日と金曜日にUNOなどのカードゲームを行うようになりました。
日頃どんなことにチャレンジしているのか、最近印象に残った経験はなにか、将来どんなふうになりたいか、いろいろなことを話すことで、お互いをより深く知ることができます。いつか、STCと日本のサイオステクノロジーのメンバーが一堂に会して、議論し合う場を設けたいと考えています。場所は間をとってハワイが良いかもしれませんね。
組織が大きくなるとコミュニケーションがどうしても難しくなりますが、相互交流を図り続けることが大切です。うまくいかないからと、すぐにあきらめてはいけません。コミュニケーションをとるなかで、出てくるビジネスアイディアの80％は実際には難しいものでしょうが、次々とアイディアを出し続けることが重要です。もしうまくいったら良いではないですか。そうして少しずつ進み続けることで違う景色が見えてくるのではないでしょうか。挑戦の限界を決めているのは自分自身の考え方ではないか、と疑ってみることは大切です。
サイオスグループの未来に思いを馳せて
―― カシウスさんが今後の仕事で描いているビジョンを教えてください。
カシウス：サイオスには素晴らしい未来が待っていると信じています。それは、私たちの製品やソリューション、私たちの仲間、そして顧客やパートナーの皆さんの将来像についても言えることです。サイオスグループの素晴らしい仲間とともに、私たちのプロダクトやサービスを通じて、顧客やパートナーの夢やゴールの実現を支援する絶好の機会があると信じています。それによって私たち自身も成長し、新たなビジネス領域に挑戦する機会が増える好循環が生まれると信じています。
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