サイオステクノロジーとElasticsearch K.K. 日本における業務提携に関する共同発表会を開催 #2
サイオステクノロジーとElasticsearch K.K.が2024年7月に開催した共同発表会より、Elasticの日本市場における事業戦略やサイオステクノロジーとの業務提携に対する期待について、お伝えします。
テクノロジー2024年8月 6日
成長が見込まれる日本市場のパートナー・エコシステムを拡充
オープンソースとして開発されたElasticsearchを企業向けに提供するため2012年に設立されたElasticは、パートナーとの協業により近年成長を加速させています。同社がパートナーを選定するにあたって厳格な基準を設けていると話したのは同社のVice President, Channels and Alliances, Asia Pacific & Japan を務めるアンドリュー・ハブグッド(Andrew Habgood)氏です。
「選定にあたりサイオステクノロジーはパートナーとして理想的でした。私自身もこれまでサイオステクノロジーの皆さんとビジネスをする中で、プロフェッショナリズムと卓越した知見に感銘を受けてきました」と述べました。
写真:左から、Elastic CEO アシュ・クルカルニ氏、Vice President, Channels and Alliances, Asia Pacific & Japan, アンドリュー・ハブグッド氏、Elasticsearch 株式会社 日本法人代表 山賀裕二氏
同社CEOのアシュ・クルカルニ(Ash Kulkarni)氏はビデオメッセージを寄せました。
「サイオステクノロジーといえば常にオープンソースの基盤に対して強いコミットメントを示されています。これは私たちElasticも同じです。当社は膨大なデータの中からリアルタイムに関連性の高い情報を引き出せるサーチAIのプラットフォームを開発してきました。日本のお客様がイノベーションを実現し、他社に先行するご支援を、サイオステクノロジーとともに進めます」と意気込みを述べました。
Elasticsearch K.K. 日本法人代表の山賀裕二氏は、「日本でもAIのビジネス活用が大きく進展しています。その中で強力な検索エンジンが多目的に利用できるElasticの特長を生かし、生成AIが変革をもたらしている検索、セキュリティ管理、運用監視といった領域のビジネス機会の獲得を進めています。そこで重要な施策がパートナー・エコシステムの拡充です。高い技術力とパートナービジネスにおける豊富な実績を有するサイオステクノロジーとの業務提携は、パートナーの皆様へのご支援をよりスピーディにかつ強力に進めるうえで最重要施策と位置付けています」と述べました。
日本における生産性の向上やイノベーションの鍵を握る生成AIのRAG市場。市場拡大に向けて、両社は固い握手を交わしました。
写真:握手を交わすサイオス株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫(左)とElastic Vice President, Channels and Alliances, Asia Pacific & Japan, アンドリュー・ハブグッド氏(右)
*本記事の内容は2024年7月時点の内容に基づきます。
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