SIOS Open Source Conference 2018 エグゼクティブレセプションを開催
2018年7月27日、SIOS Open Source Conference 2018エグゼクティブカンファレンスが東京・GINZA SIX内のレストランTHE GRAND47にて開催されました。OSSを活用している企業のエグゼクティブクラスをお招きしたイベントの模様をお届けします。
テクノロジー2018年8月27日
OSSを主軸にITのあらゆる側面から企業支援を行うサイオステクノロジーは、OSSの活用支援も積極的に行なっています。IT知識のアップデートと交流に貢献するための取り組みの一環として、「OSSを基礎技術とした 最新テクノロジーの活用」をテーマにしたエグゼクティブカンファレンスを開催しました。業界の最新動向や事例をキャッチアップいただき、今後のビジネスに活かしていただくためのコンテンツをご用意し、ゲストの皆様をおもてなししました。
開会のアナウンスに続き、サイオステクノロジー代表取締役社長の喜多伸夫より開会のご挨拶を差し上げました。オープンソースを取り巻く環境が激変し、競合のサービスが撤退する中で、当社が創業から21年を迎えることができたことに対して社を代表して感謝の意を示しました。同時に、「創業時から変わらないのは、お客様に満足していただくサービスを提供していく指針である」と、今後もお客様の課題解決に貢献していくことをお約束しました。
サイオステクノロジー株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫
続いて、取締役専務執行役員の川田覚也より本カンファレンスを主催しております弊社第二事業部の事業のご紹介を差し上げました。「お客様が必要とされる技術をワンストップで実現するインテグレーションビジネスを展開し、アイデアを最速で実現するために最善の選択としてOSSをご提案している」と述べ、50人以上の技術者を抱える当社最大の技術集団である当該事業部の事業内容をご説明差し上げた後、技術、事業企画、営業からコアメンバーをご紹介しました。
サイオステクノロジー株式会社 取締役専務執行役員 第二事業部長 川田覚也
今回のカンファレンスのハイライトとなったのは、ユーザー企業様からゲストスピーカーをお招きしてのキーセッションです。日本を代表するグローバル企業であるトヨタ自動車様、国内外に2万以上の店舗を展開するイオンリテール様、そして地域活性をテーマに、自治体などと連携した決済サービスを提供するトラストバンク様に、業界のフロントランナーという立場からのオープンソース活用や、業界の未来についての見解をお話しいただきました。
トヨタ自動車 MS生産物流生技部 生産情報計画室 室長 曽我良司氏は、オープンソース導入のメリットとして保守費用削減をはじめとしたコスト削減、今後期待することとしては現場レベルでも使いこなせるアナリティクスソフトウェアの開発を挙げました。また、決済のIT化をテーマに対談形式でお話をいただいたイオンリテール マーケティング部 デジタル戦略グループ 松本裕氏と、トラストバンク イノベーショングループ トークンエコノミーチーム 執行役員 飯田敦氏はそれぞれ、データ処理の工数とトランザクションの集中を、課題となりうる点として挙げました。
トヨタ自動車株式会社 MS生産物流生技部 生産情報計画室 室長 曽我良司氏
株式会社トラストバンク 執行役員 イノベーショングループ トークンエコノミーチーム 飯田敦氏
イオンリテール株式会社 マーケティング部 デジタル戦略グループ 松本裕氏
キーセッションのモデレーターを務めた第二事業部 執行役員 副事業部長の黒坂肇は、実在するサービスやテクノロジーを例に挙げ、漫画の世界で描かれてきた人間の願望の多くが、既に実現していることに言及。その上で、「ソフトウェアでできた世界は、オープンソースが加速させていると言っても過言ではない」と背景にはOSSの成長があったことに触れました。
サイオステクノロジー株式会社 執行役員 第二事業部 副事業部長 黒坂肇
全てのセッションが終わると、ゲストにはお料理と参加者同士の交流をお楽しみいただきました。
今後もサイオステクノロジーでは、OSSの最新テクノロジーを通じて、お客様がビジネスイノベーションを実現するためのご支援をしてまいります。
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